2026年9月のベアリングス世界景気循環図
投資判断の材料の1つであるベアリングス世界景気循環図について、ベアリングス・ジャパンの先進国ソブリン債券チームが解説します。
今月は、豪州が景気減速局面から景気拡大局面へと移りました。製造業PMIが新規受注や雇用の改善により、年初来の高水準を維持していることが要因です。豪州では今年既に3回の利上げが実施されましたが、景気にはっきりとした悪化は見られません。一方、NZとノルウェーではそれぞれ景気判断が悪化しました。どちらも消費者信頼感が悪化したことが原因で、NZでは高いガソリン価格が、ノルウェーでは高インフレと高金利の長期化が主にマインドを冷やしたようです。また、今月から新しく韓国を景気循環図に加えました。半導体産業が好調な韓国では、景気先行指数と輸出が右肩上がりとなっており、景気のピークに近い景気拡大局面に位置しています。韓国経済は、輸出、半導体、中国の需要、エネルギー価格などの影響を強く受けるため、グローバル製造業の先行指標として働くか注目していきます。