2026年10月のベアリングス世界景気循環図
投資判断の材料の1つであるベアリングス世界景気循環図について、ベアリングス・ジャパンの先進国ソブリン債券チームが解説します。
今月は、 豪州が景気拡大局面から景気後退局面へと、局面判断が悪化しました。製造業PMIが好不況の境目となる50を下回って悪化したことが主な要因です。新規受注が低下しており、豪州では今年4回の利上げが行われた結果、高金利環境が内需の重しになっていると見られます。消費者信頼感指数にも陰りが出ており、累積的な利上げの影響が注目されます。また、カナダでも製造業PMIの悪化により、景気拡大局面から景気減速局面へと変化しました。カナダは再び米国と関税を巡って衝突しており、不透明感を背景とした顧客の発注先送りによって輸出受注が減少しています。一方で物流の混乱によるコスト負担も大きく、カナダ中銀の利上げに着手するタイミングは難しくなっています。